ドワーフ族の街を再建しよう! 「Regions Of Ruin」

1ツイゲームレビュー
海外製の横スクロールACTゲーム 「Regions Of Ruin」の紹介記事です。

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タイトルRegions Of Ruin
開発Vox Games
オススメ度S<オススメ>:★★★(週間でのオススメ)
リリース日2018/02/05
価格¥1,220
次元2D(2次元)
ジャンルACT
特徴探索/スキル/スキルツリー/ドワーフ/建設/街/シングル
視点真横
グラフィックドット絵2D
操作方法マウス&キーボード/コントローラ(部分的)
言語日本語(字幕)/英語
インストール必要
ファイル容量695MB(2020/04/05時点)

ツイート

ツイートより概要を読みたい方は、こちらで飛ばせます。

補足

概要

本作は、Steamにて無料配布されていた作品です。現在は期間が過ぎているので無料ではなくなっている点にご留意ください。

「Regions Of Ruin」は、海外製のACTゲームです。離散してしまったドワーフ族を再建していく作品です。

本作は横スクロールACTゲームですが、全体的なシステムは少し特殊になっています。それというのも本作では全体的なフィールドマップを「アイテムを使用して探索する(≠実際に歩き回って探索する)」ことで移動範囲を増やし、その上で見つけた拠点などの「横スクロールACTマップ」に入ることでACTに移行する、というシステムになっています。

マップ

言語的に説明するのがややこしいのですが、ここではマップを2種類に分け、それぞれ「フィールドマップ」と「横スクロールACTマップ」と呼び分けておきましょう。

まずフィールドマップ上には、最初に「拠点」となる場所があります。この場所で建築をして、勧誘した仲間を住まわせることで、街を形成していきます。

フィールドマップ上ではキャラを実際に動かさない上、フィールドマップは霧で隠されているので探索する必要があります。仲間の話から聞いた情報で、「横スクロールACTマップ」として勧誘できる仲間がいたり敵が潜んでいたりする場所がどこにあるかはわかるものの、実際に霧を晴らすまではその横スクロールACTマップに移動することはできません。

霧を晴らすには横スクロールACTマップでそれまで集めた「食料」を消費します。そのため気軽かつ適当にフィールドマップの霧を晴らすことはできません。そうした制限があるなかで、探索できるようになった各「横スクロールACTマップ」で仲間を勧誘したり敵を倒したりすることで、拠点を強化していけるようになるのです。

感覚的には、フィールドマップは「ロマンシングサガ2」の各地域の地図に似ているかもしれません。特にロマンシングサガ2では会話などで情報を得ないと街やダンジョンの場所が開放されないところも似ています。

ロマサガ2では行けるようになった街やダンジョンに入ると、見下ろし型でマップを進んでいきますが、本作ではそれが全部「左右に移動できるだけのマップ」となっているわけです。その点は、いわばファミコン版マリオの各ステージがマップに何本も隠されている、とうふうに捉えられるでしょう。

横スクロールACT

横スクロールACTとしては、戦闘要素もあるものの、それだけがすべてではありません。アクションRPGとしてレベルが上がればステータスを上げてスキルツリーでスキルを会得する要素がありますし、主人公と同じドワーフ族たちがいれば仲間として勧誘し、拠点へ移動させることもできます。

街を発展させるシミュレーション的要素が「拠点」にあるので、その強化要素にあたるアイテムや仲間などをACT部分で稼ぐ、というふうに考えることもできるでしょう。

イマイチな日本語化

ゲームシステムはなかなか充実しているのですが、マイナス点として日本語ローカライゼーションがイマイチだという点には触れておいたほうがいいでしょう。

日本語の言葉遣いにはさほど違和感がないのですが、翻訳されていない文章が表示されたり、日本語が吹き出しからハミ出したりしてしまうなど、やや雑な印象があります。

こうしたポイントは致命的ではなく、どれくらいの割合で発生し、またどれくらいなら許容できるか、という個々人の主観的な判断に依存しやすいところです。ハッキリいって「100%完璧じゃないとムリ!」という人でもない限り、耐えられない点ではないと思います。

オススメ度

「Regions Of Ruin」のオススメ度はSランクです。Sランクは★が3つ(★★★)で、毎週のまとめ記事にて「オススメ」としてピックアップできるくらいのオススメ度を示します。

本作がSランクなのは、ACTとしての独自性がしっかり確立されているからです。ACTだけではなく街を運営するシミュレーション要素もあるので、がっつりプレイしたい方にオススメの作品です。

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