【無料ゲーム】ゾンビだらけの街で、生存者を探して救い出そう! 避けろ! 逃げろ! 駆け抜けろ! 「Undead City」

2.0
ジャンル:ホラー

概要

「Undead City」は、日本製のサバイバルADVです。ゾンビが溢れる街で人々を救出していく作品です。

スタート地点。ここに生存者を集めよう。上のアイテムはただのチュートリアル用 説明。

ゾンビゲーというよりサバイバルゲー

ゾンビが登場するゲームは広く「ゾンビゲーム」と呼べるはずですが、このゲームに関してはゾンビが主体というより「サバイバル」として生き残り、かつ「生存者を救出」するゲームだというのがメインテーマとなっています。

探索系 救出ゲー

マップはさほど広くありませんが、全体的に「探索」系のテイストが強くなっています。これはゾンビと戦うことをメインとしているのではなく、救出することが最優先目的であって、アイテムも人々を救出するために使うように設計されています。

瀕死の警官の頼み。この後、彼は動かなくなる。

そのため「ゾンビなんて1匹残らずブッ飛ばしてやる!」という意気込みの人より、「力とは誰かを守るためにあるんだ……みんな助け出そう!」というタイプの人のほうが、より楽しめるでしょう。

公式の説明では「王道ゾンビサバイバルホラー」とありますが、ホラー要素はあまり強くありませんし、王道ゾンビゲーならやはり戦うのがメインになるでしょう。あくまで救出がメインだと捉えておいたほうが遊びやすいと思われます。

ゾンビは数が多いが頭はよくない

ゾンビと戦う手段は多くないので、基本的には敵を避けて進むことになります。

ゲーム内の説明では、高速な「特殊ゾンビ」がいるとされています。実際に存在はするのですが、ふつうのゾンビに比べて早いというだけで、L4Dシリーズに登場するような全力ダッシュをしてくるわけではありません(競歩ぐらいの速度でしょうか)。

ゾンビの群れをかいくぐって生存者を拠点へ連れて行こう。

ふつうのゾンビも特殊ゾンビもAIシステムは一緒なのか、ゾンビは壁にひっかかったり直線的に移動してきたりするなど、避けたりハメたりするのが難しくありません。対処は比較的ラクでしょう。

ただし人を救出して帰るときに、「ゾンビが一気に解放されてラッシュしてくるイベント」があります。このときはAIの質が関係ない「数での勝負」なので、ダメージをくらってでもなんとか逃げ切るようにしましょう。

戦おうとしてはダメ

このゲームでは、基本的に敵と戦うことはさほど想定されていないようです。アイテムに銃がありますが、他のゲームのように「構えて撃つ」だとか「弾丸を補充する」という概念がなく、「銃を使ったら1発でなくなる」という消費アイテムとして登場します。

ところどころにアイテムが落ちてある。銃は1回拾うと1回しか使えない。

そのためゾンビとはなるべく戦わずに、避けて銃を節約するようにしましょう。銃の使い勝手は、「積極的な武器」というより「ダメージを1度防ぐ防具」のように考えると扱いやすいかもしれません。

とてもシンプル

ゲームシステムはとてもシンプルです。とにかく敵を避けながら、奥まったところにいる生存者を見つけ、そして戻る道ではゾンビが増えるのでダメージをなるべく避けつつ、2人で拠点まで戻る、という具合です。

帰還後、生存者は拠点に留まるので、また1人で生存者を探しに行くことになります。

生存者は奥まったところに隠れている。見つけて救い出そう。

またプレイ時間はさほど長くないようで、私は30分ほどでクリアしました。実際「ふりーむ」にある公式の説明でも、「30分程度」と明記されています。

アイテムの利用は計画的に

このゲームでは、アイテムを確保しつつ節約して進むことが大事になります。

パズルっぽさがある

手に入れたアイテムは使用制限があるので、「どこで使うか?」を考えながらプレイしていくことになります。銃は1発だけですし、バールも10回が限度です。他のライト・包帯・血液パックは所持できず、拾ったらその場で使います。

謎解きというほどではないが、ちょっとしたギミックも。

特にバールは救出後の帰り道で逃げるときにショートカットを作れるようになることがあるので、消耗せずに節約しておくとイイでしょう。

アイテムはリスポーンする

アイテムをなるべく節約しておきたいのはありますが、重要アイテム以外はマップを切り替えると同じ場所にリスポーン(再登場)するようです。そのため銃やバールが身近にあれば、気軽にとってしまって構いません(ストックはできませんが)。

拠点すぐ西側のバール。使用回数をリセットするのに最適。

特にバールは拠点の西(左)側すぐのところに置かれています。このバールはなぜか「木製のドア」に囲まれていますが、コレはおそらく「バールの使用限度が少なくなったときに回収しやすいバール」であり「わざと使用限度を浪費させられるように、バールで破壊可能な木製ドアをたくさん設置している」ということなのでしょう。

銃もマップ切り替え地点の傍に見つけたら、簡単に回収して構いません。包帯はセーブ地点の傍にあることが多いので、あまりマップ切り替えでのリスポーンの恩恵は大きくないかもしれません。

血液パックには注意

このゲームで特に気をつけてほしいのは、「血液パック」の使い方です。これは体力回復アイテムではなく、「血が好きなゾンビを集めて挙動を制御する」というアイテムです。

少々危険な血液パック。なるべくなら避けたほうがイイかも。

問題なのは、この血液パックを使用してゾンビが集まると、一時的にゲームが高負荷になるところです。

私の環境では、このゲームを含めた諸々を合わせて「CPU使用率7%」程度だったのが、血液パックを使用してゾンビが集まると最大「CPU使用率24%」まで跳ね上がりました。低スペックPCでプレイしていると、跳ね上がり方はもっと激しいでしょう。

対処は簡単です。血液パックを使わないようにすればイイだけです。不幸中の幸いか、このゲームは血液パックを使用しなくてもクリアできます。あくまで補助的なアイテムなので、「PCが重くなってでも使わないとクリアできない」という状況にならない限り、わざわざ使う必要はありません。

オススメ度

「Undead City」のオススメ度は、Aランクです。Aランクは★が2つ(★★)で、通常の「#1ツイゲームレビュー」と同程度のオススメ度を示します。

このゲームがAランクなのは、30分程度で遊べる小品だからです。ストーリーもシンプルで、ゾンビ系にしてはかなりアッサリしています。

ただゲームシステムを「戦闘」ではなく「救出」に大きく寄せるというのは、意外とおもしろいものでした。いわば「インディ系のシンプルな2Dデッドライジング」といったところでしょうか。ストーリーやシステムを複雑化すれば、さらにおもしろくなるかもしれません。

ゲームの情報

タイトルUndead City
開発バニラ最中
オススメ度A<GOOD>:★★(#1ツイゲームレビュー)
リリース日2020/07/14
価格フリー
次元2D(2次元)
ジャンルサバイバルADV
特徴ゾンビ/微ホラー/救出/探索/シングル/RPGツクールMV
視点斜め見下ろし
グラフィックシンプル2D
操作方法マウスorキーボード
言語日本語
インストール不要
ファイル容量449MB<アーカイブ> / 521MB<解凍後>

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補足

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