概要
「Undead City」は、日本製のサバイバルADVです。ゾンビが溢れる街で人々を救出していく作品です。
ゾンビゲーというよりサバイバルゲー
ゾンビが登場するゲームは広く「ゾンビゲーム」と呼べるはずですが、このゲームに関してはゾンビが主体というより「サバイバル」として生き残り、かつ「生存者を救出」するゲームだというのがメインテーマとなっています。
探索系 救出ゲー
マップはさほど広くありませんが、全体的に「探索」系のテイストが強くなっています。これはゾンビと戦うことをメインとしているのではなく、救出することが最優先目的であって、アイテムも人々を救出するために使うように設計されています。
そのため「ゾンビなんて1匹残らずブッ飛ばしてやる!」という意気込みの人より、「力とは誰かを守るためにあるんだ……みんな助け出そう!」というタイプの人のほうが、より楽しめるでしょう。
公式の説明では「王道ゾンビサバイバルホラー」とありますが、ホラー要素はあまり強くありませんし、王道ゾンビゲーならやはり戦うのがメインになるでしょう。あくまで救出がメインだと捉えておいたほうが遊びやすいと思われます。
ゾンビは数が多いが頭はよくない
ゾンビと戦う手段は多くないので、基本的には敵を避けて進むことになります。
ゲーム内の説明では、高速な「特殊ゾンビ」がいるとされています。実際に存在はするのですが、ふつうのゾンビに比べて早いというだけで、L4Dシリーズに登場するような全力ダッシュをしてくるわけではありません(競歩ぐらいの速度でしょうか)。
ふつうのゾンビも特殊ゾンビもAIシステムは一緒なのか、ゾンビは壁にひっかかったり直線的に移動してきたりするなど、避けたりハメたりするのが難しくありません。対処は比較的ラクでしょう。
ただし人を救出して帰るときに、「ゾンビが一気に解放されてラッシュしてくるイベント」があります。このときはAIの質が関係ない「数での勝負」なので、ダメージをくらってでもなんとか逃げ切るようにしましょう。
戦おうとしてはダメ
このゲームでは、基本的に敵と戦うことはさほど想定されていないようです。アイテムに銃がありますが、他のゲームのように「構えて撃つ」だとか「弾丸を補充する」という概念がなく、「銃を使ったら1発でなくなる」という消費アイテムとして登場します。
そのためゾンビとはなるべく戦わずに、避けて銃を節約するようにしましょう。銃の使い勝手は、「積極的な武器」というより「ダメージを1度防ぐ防具」のように考えると扱いやすいかもしれません。
とてもシンプル
ゲームシステムはとてもシンプルです。とにかく敵を避けながら、奥まったところにいる生存者を見つけ、そして戻る道ではゾンビが増えるのでダメージをなるべく避けつつ、2人で拠点まで戻る、という具合です。
帰還後、生存者は拠点に留まるので、また1人で生存者を探しに行くことになります。
またプレイ時間はさほど長くないようで、私は30分ほどでクリアしました。実際「ふりーむ」にある公式の説明でも、「30分程度」と明記されています。
アイテムの利用は計画的に
このゲームでは、アイテムを確保しつつ節約して進むことが大事になります。
パズルっぽさがある
手に入れたアイテムは使用制限があるので、「どこで使うか?」を考えながらプレイしていくことになります。銃は1発だけですし、バールも10回が限度です。他のライト・包帯・血液パックは所持できず、拾ったらその場で使います。
特にバールは救出後の帰り道で逃げるときにショートカットを作れるようになることがあるので、消耗せずに節約しておくとイイでしょう。
アイテムはリスポーンする
アイテムをなるべく節約しておきたいのはありますが、重要アイテム以外はマップを切り替えると同じ場所にリスポーン(再登場)するようです。そのため銃やバールが身近にあれば、気軽にとってしまって構いません(ストックはできませんが)。
特にバールは拠点の西(左)側すぐのところに置かれています。このバールはなぜか「木製のドア」に囲まれていますが、コレはおそらく「バールの使用限度が少なくなったときに回収しやすいバール」であり「わざと使用限度を浪費させられるように、バールで破壊可能な木製ドアをたくさん設置している」ということなのでしょう。
銃もマップ切り替え地点の傍に見つけたら、簡単に回収して構いません。包帯はセーブ地点の傍にあることが多いので、あまりマップ切り替えでのリスポーンの恩恵は大きくないかもしれません。
血液パックには注意
このゲームで特に気をつけてほしいのは、「血液パック」の使い方です。これは体力回復アイテムではなく、「血が好きなゾンビを集めて挙動を制御する」というアイテムです。
問題なのは、この血液パックを使用してゾンビが集まると、一時的にゲームが高負荷になるところです。
私の環境では、このゲームを含めた諸々を合わせて「CPU使用率7%」程度だったのが、血液パックを使用してゾンビが集まると最大「CPU使用率24%」まで跳ね上がりました。低スペックPCでプレイしていると、跳ね上がり方はもっと激しいでしょう。
対処は簡単です。血液パックを使わないようにすればイイだけです。不幸中の幸いか、このゲームは血液パックを使用しなくてもクリアできます。あくまで補助的なアイテムなので、「PCが重くなってでも使わないとクリアできない」という状況にならない限り、わざわざ使う必要はありません。
オススメ度
「Undead City」のオススメ度は、Aランクです。Aランクは★が2つ(★★)で、通常の「#1ツイゲームレビュー」と同程度のオススメ度を示します。
このゲームがAランクなのは、30分程度で遊べる小品だからです。ストーリーもシンプルで、ゾンビ系にしてはかなりアッサリしています。
ただゲームシステムを「戦闘」ではなく「救出」に大きく寄せるというのは、意外とおもしろいものでした。いわば「インディ系のシンプルな2Dデッドライジング」といったところでしょうか。ストーリーやシステムを複雑化すれば、さらにおもしろくなるかもしれません。
ゲームの情報
タイトル | Undead City |
開発 | バニラ最中 |
オススメ度 | A<GOOD>:★★(#1ツイゲームレビュー) |
リリース日 | 2020/07/14 |
価格 | フリー |
次元 | 2D(2次元) |
ジャンル | サバイバルADV |
特徴 | ゾンビ/微ホラー/救出/探索/シングル/RPGツクールMV |
視点 | 斜め見下ろし |
グラフィック | シンプル2D |
操作方法 | マウスorキーボード |
言語 | 日本語 |
インストール | 不要 |
ファイル容量 | 449MB<アーカイブ> / 521MB<解凍後> |
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【#1ツイゲームレビュー】「Undead City」
無料でプレイ⬇https://t.co/LniKvKs4TF
ゾンビだらけの街で
生存者を探して助け出せ!ゾンビを避けて進め!
戦うより助けろ!デッドライジングっぽい
サバイバルADV!#無料ゲーム pic.twitter.com/CleOXT56Dg— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) July 27, 2020
補足
探索要素が少し強めな
救出系サバイバルホラー!戦うことより
助けることがメインテーマの様子。ゾンビは賢くないが……
数が多い! pic.twitter.com/LtwOQvEwN4— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) July 27, 2020
ちなみに銃が登場しますが、
拾ったら1発限りしか使えない
消耗品。アイテムはリスポーンするので
何度でも回収できますが、
注意しましょう。使い勝手は
「敵との接触を1回防げるシールド」
みたいな感じです。 pic.twitter.com/eFLg844r4e— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) July 27, 2020
ちょっと気をつけたいのは
アイテム「血液パック」。使うとゾンビが群がる
サポート系アイテム。
(×回復アイテム)使うとなぜか
CPU使用率が跳ね上がって
ゲームも重くなります😅低スペックPCの場合
お気をつけください。 pic.twitter.com/JPJ2WDB6cX— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) July 27, 2020