こんにちは、Caffeineです。
今回は2019年11月の1ヶ月間で「#1ツイゲームレビュー」としてレビューした53作品のなかから、おすすめのゲームをまとめています!
「#1ツイゲームレビュー」を始めてから毎週のまとめも行っていますので、より細かく確認したい方はそちらの記事もご覧ください。
2019年11月の超おすすめ作品!
2019年11月に実際プレイした53作品のうち、月間のおすすめ作品として8作品をピックアップしました!
後半でまとめていますので、そちらを先に見たい方は「11月のおすすめは?!」からどうぞ!
そうしたおすすめ作品とは別に、ターゲット層が少しニッチであったり、万人受けしづらい要素があったり、おすすめとしては難点があるけれども、間違いなく楽しめる人がいるであろう作品を「次点」としてまとめました! 13作品ピックアップしました! そちらを見たい方は「次点の作品たち!」からどうぞ!
おすすめ作品としてピックアップした8作品のうち、月間の特別おすすめ作品としてご紹介したい作品を1作品選びました(トップ1ではなく、たまたま1作品だったということです)。その「いろいろな方にプレイしてほしい」とピックアップしたのは「首に難あり」です!
- 「首に難あり」
- 11月1週
- 11月2週
- 11月3週
- 11月4週
- カメラが特徴「Forgotten School / 忘れられた学校」
- 素晴らしい完成度の「影廊 -Shadow Corridor-」
- ギャップ萌えの「彫刻姫の破顔時」
- シンプルACTの「亥」
- 文句なしの「首に難あり」
- シンプルな洋ホラゲ「Hospital Black River」
- 迷い込んだ感が楽しい「ENTITY」
- 雰囲気が素晴らしい「AVARICE」
- ノスタルジックな2人旅「最果てを目指す」
- 変態な「ネットフレンド~彼女に出会った私の末路~」
- キャッチーながら怪しい「fill」
- クイズ好きには「ナンバークイズ館からの脱出」
- 彼は見ている「NoPlayersOnline」
- 古典ホラー映画のような「FLESH BIRDS」
- 不思議に明るい「Cold sleep boy -妖幽陰陽譜-」
- 手軽な剣闘ACT「GIGA-斬-」
- 無料ではマイケル健在「Escape the Ayuwoki」
- 人を選ぶ「Open World Game: the Open World Game」
- ファミコン風ホラー「Mr. Hopp’s Playhouse」
- 先が気になる「Chikaro / 地下楼」
- バイオ好きには「Dead County」
「首に難あり」
「首に難あり」は、2Dの脱出ゲームです。クイズなどを解くタイプではなく、敵に触れないよう避けて先へ進むタイプです。「首に難あり」の評価点は、グラフィック・ゲーム性・エンディングの3点どれもレベルが高かったことです。
個別に紹介記事を執筆していますので、詳細はそちらにてご確認ください。
では具体的にどう3点のレベルが高かったのか説明しましょう。
グラフィックよし
まずグラフィックのレベルの高さは、「ふりーむ」のスクリーンショットなどを見ればわかるでしょう。このイラストを見て「かわいいな」とか「キレイだな」と感じた人は、もうすでに本作「首に難あり」を楽しむ素養があります。ダウンロードしてプレイしましょう。
ゲーム性よし
次にゲーム性についてです。本作は脱出ゲームとして敵から逃げるのですが、ここでタイトル「首に難あり」が関わってきます。主人公を含めた操作可能キャラクタは、みんな首に難を抱えています。たとえば主人公の女性・トルネは、首が隠れるようになっています。直感的には「首が消える」といったほうがわかりやすいでしょう。
敵は「首吊りの縄」ですので、トルネの首を隠せる特殊能力は逃げるのに役立つのです。ずっと隠せるのではなく、呼吸が続かなくなるので時間制限があるのもおもしろいところです。
ゲームを進めると仲間になる他のキャラクタも別の「難」を首に抱えています。最初に仲間になるトルクは首が回転するので、空を飛べます。トルネだけでは行けなかった高いところへも、トルクが仲間になることで行けるようになるのです。
このようにキャラごとに特殊能力・特徴があり、キャラを切り替えることで行けなかったところへ行けるようになり、難所をクリアしやすくなるのです。これが「首に難あり」のゲーム性のよさです。
エンディングよし
エンディングのよさについては、ネタバレしない程度に情報を抑えておきましょう。
本作「首に難あり」にはエンディングが3つあります。そのうちベストエンドと呼べるものが素晴らしいのです。どう素晴らしいかというと、「克己」と「絆」と「適材適所」が描かれているのです。
「克己(〇こっき ×かつみ)」は「自分にうちかつ」ことを示します。ジャンプのマンガにあるような自分の弱さに気づいて強くなるのと同じです。これはタイトルにもある首に抱えた難をどう乗り越えるかというストーリーでもあります。
「絆」は、一緒に脱出する仲間たちとの絆です。本作では仲間の誰かが無残に死んでしまう悲劇的なシーンはありませんが、エンディングによってはとてもあっさりした終わり方になってしまいます。しかしベストエンドでは、絆がしっかりと強くなった様が描かれているので、とても満足できるものとなっています。
そして「適材適所」は、ゲーム性でも述べた「それぞれのキャラがもつ特徴」がいきてきます。エンディングのなかでは最重要ではなく前面に押し出されているわけでもありません。しかし「なんとなくいい雰囲気のエンディング」ではなく、しっかりした「『首に難あり』のエンディング」なのだと感じられるものになっているのです。
この「適材適所」は隠し味くらいのものです。カレーにウスターソースや果物を入れるようなものです。決して強く主張してくるものではありませんが、あるとないとではまったく違う味わいになるのです。
懸念点は「入口で引っかかる人」だけ
総評すると、本作は「ゲームとして楽しく、ストーリーも素晴らしく、絵柄も惹かれる作品」なのです。
ここで少し気にかかるのは、グラフィックにおける「強調」です。端的に述べると「巨乳」であることです。最近「宇崎ちゃん」の献血ポスターが問題となったように、女性っぽさを強調することはある程度の人にとって好ましくない表現なのです。
そのため本作をプレイするのであれば、そのグラフィックに忌避感がない方であるほうが間違いなく強く楽しめます。それを判断するのは、最初にスクリーンショットなどを見たときに、「この絵いいな」と思うか「この絵ヤだな」と感じるかで判別するだけで構いません。
こうしたスクリーンショットは「入口」として機能します。その入り口で引っかかる人は、我慢してプレイしてもあまりイイ体験をしないかもしれません。しかし入り口でまったく引っかからなかった人は、思う存分楽しむことができるでしょう。
「#1ツイゲームレビュー」とは?
11月のおすすめ作品の解説を終えたところで、改めて「#1ツイゲームレビュー」についての説明をしておきましょう。
「#1ツイゲームレビュー」は、2019年11月からTwitterで始めた「新作フリーゲームなどを1つのツイートでレビューする」という活動です。たくさんのゲームをプレイする時間のない方のために、実際にプレイしてわかりやすくまとめています。
インディゲーム作者の方にとっても、「より広く作品を知ってもらえる」というレビューにしたいと考えています。もちろんゲーマーの方々にとって、国内・国外の隔たりなくいろいろなインディゲームをしってもらうきっかけになればいいと思っています。
この記事やレビューの内容について「おもしろいそうなことやってるな」「おもしろいゲームあるんだな」と感じていただけたら、RTなどで他の方にも知ってもらえるよう手助けしていただけると幸いです!
各週のまとめ
まずは1週間ごとにレビューをまとめ、その週でのおすすめ作品としてピックアップした作品を挙げていきあしょう。楽しめる要素がある作品をピックアップしていますが、万人受けしにくいものもありますのでご留意ください。
11月1週
11月1週では、10作品をレビューしました。1週分のまとめ記事はこちらです。
この記事でおすすめ作品としてピックアップしたのは、以下の6作品です。
「えんかうんと」
【1ツイレビュー】
セーブ・ロードもないほど短いノベルゲー。暇つぶしとしても短い掌編。
ひさかきぬい@hisakakinui 氏のサークル「5Z6P(ゴゾーロップ)」の作品。
ちょっとフシギな感覚を味わいたいときにオススメ。「殺したいんでしょ?」https://t.co/yaSAtdbe7j pic.twitter.com/stfE7OwFq9
— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) November 4, 2019
「最果てを目指す」
【1ツイレビュー】「最果てを目指す」
ある少女に作られた「意思」をもつロボットの主人公。敵を倒し素材を集めながらの2人旅。
画面は遷移せずテキストベースで進むので、見た目は地味。
儚く物憂げな旅に出かけたいときは、そんな地を探すよりこのゲームをプレイしよう。https://t.co/DbvzpVQ0rV pic.twitter.com/OhzA7hJf8v— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) November 4, 2019
「金のなる木」
【1ツイレビュー】「金のなる木」
自由に仲間を雇ってボス「木」と戦うRPG。画面遷移が少なく画像・音楽もフリー素材を多用と開発コストは低そう。
しかしアイディア勝負で、ハマる人は何十時間もプレイしてしまいそうな「やりこみ」系。スキルやステータス上げが楽しい。https://t.co/JSofHFAiQA pic.twitter.com/OUF3pnCLVz— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) November 6, 2019
「私はギャルゲーです。」
【1ツイレビュー】「私はギャルゲーです。」
画像がまったく表示されない真っ暗な文字だけのノベル(?)ゲーム。6つのマルチエンディング。なぜか縦長。一言で表すなら「不安」。脅かし要素はありません。怪作。#フリーゲームhttps://t.co/CGavmjbw6i pic.twitter.com/KcEGrfWqYN— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) November 7, 2019
「ネットフレンド ~彼女に出会った私の末路~」
【1ツイレビュー】「ネットフレンド ~彼女に出会った私の末路~」
15分程度の掌編ノベルゲーム。エンディングは2つ。※百合展開はありません。
※全体的にコミカル調ですが、一部拘束シーンや変態的な要素が含まれます。確かに百合はなく、変態的でした。#フリーゲームhttps://t.co/naBliuHBD8 pic.twitter.com/IcDWvSCN0G
— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) November 8, 2019
「fill」
【#1ツイゲームレビュー】「fill」
かなりのフシギ系 短編ADV。独特な雰囲気が味わいたいときはとてもいい作品。イミフなものが苦手な方にはあまりおすすめできないかも。
エンド3つのマルチエンディング。#フリーゲームhttps://t.co/0paYkWMGxL pic.twitter.com/OgbJPQUyir— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) November 10, 2019
11月2週
11月2週では、15作品をレビューしました。1週分のまとめ記事はこちらです。
この記事でおすすめ作品としてピックアップしたのは、以下の10作品です。
「絶対にプレイしてはいけないゲーム」
【#1ツイゲームレビュー】「絶対にプレイしてはいけないゲーム」
とても粗削りだが脅かしを心得ているホラゲー。
典型的なビックリ要素と「プレイすると呪われるゲーム」がテーマなので、リングのビデオ的な呪いが嫌いな方はとことん苦手かも。
短いので手軽。#フリーゲームhttps://t.co/Z9WtL6tGOd pic.twitter.com/GGKf94pn1r— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) November 11, 2019
「Forgotten School / 忘れられた学校」
【#1ツイゲームレビュー】「Forgotten School / 忘れられた学校」
日本が舞台の超短編ホラゲ。
エンディングに到達するだけなら10分未満で可能。
カメラを使うと非日常が見える。零やOUTLASTと少し似ている。#フリーゲーム #洋ゲーhttps://t.co/mB0zIMhCXd pic.twitter.com/pnXKvLVHiv— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) November 11, 2019
「What do you believe.」
【#1ツイゲームレビュー】「What do you believe.」
選択肢によってエンディングが変わる超短編。
バッドになると特殊なセーブが生成され、ゲームを再起動しても本編に行けなくなる。そのセーブを消すとまた本編に戻れる。
トリッキー。#フリーゲームhttps://t.co/DvPdl2A63x pic.twitter.com/s6puCGCva5— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) November 12, 2019
「罪業狂襲 FrenzyRetribution」
【#1ツイゲームレビュー】「罪業狂襲 FrenzyRetribution」
中国製らしいシングル3Dアクション。無料。
主人公はケモ耳だが、敵を倒すと流血表現がある。
難易度はかなり高めで、1ステージ切り抜けるのも困難。ハードコアなバトルが好みな人向けかも。#フリーゲーム #Steamhttps://t.co/L1UUhEz3fn pic.twitter.com/106pSM2sak— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) November 13, 2019
「暗黒SNSしりとり」
【#1ツイゲームレビュー】「暗黒SNSしりとり」
10~15分ほどの掌編ノベルゲー。
暗闇で目覚めた主人公はスマホを見つけ、不審な「マチコ」としりとりをすることに。
ちょっと読み物を楽しみたいときにおすすめ。ホラーとしての恐怖度はかなり低め。#フリーゲームhttps://t.co/1CWknlcs70 pic.twitter.com/IXUhEfRJcQ— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) November 13, 2019
「ナンバークイズ館からの脱出」
【#1ツイゲームレビュー】「ナンバークイズ館からの脱出」
目が覚めると牢のような部屋にいた6人が脱出を試みる。ドアなどにクイズがしかけられている。
序盤のほのぼの感は中盤で完全にひっくりかえされるので、油断なきよう。グロが苦手な方は特に……。#フリーゲームhttps://t.co/5q7oOC3CYn pic.twitter.com/jNwxpIbzmz— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) November 14, 2019
「NoPlayersOnline」
【#1ツイゲームレビュー】「NoPlayersOnline」
オンラインFPSのキャプチャーザフラッグをするホラゲ。グラフィックはわざと古め。相手の陣地の旗をとっていくと不可思議な現象が……。
英語が読めるとより楽しめる。1回のプレイは10~15分ほど。#フリーゲーム #洋ゲーhttps://t.co/ypQ3e6yMJc pic.twitter.com/nEfk9r8SIR— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) November 14, 2019
「FLESH BIRDS」
【#1ツイゲームレビュー】「FLESH BIRDS」
グロ強めの疑似3D型FPSホラー。異常大量発生した暴力的な鳥たちから逃げる。やや映画的な表現の作品。
短いので慣れれば10分程度でクリア可能。
かなり暗く鳥の数も多いので、逃げながら戦うのがおすすめ。#フリーゲーム #洋ゲーhttps://t.co/bVHHytc3dI pic.twitter.com/pvBaX1BWfQ— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) November 15, 2019
「Cold sleep boy -妖幽陰陽譜-」
【#1ツイゲームレビュー #新作】「Cold sleep boy -妖幽陰陽譜-」
妖怪バトルものRPG。怪奇な死亡事件が続く街で、主人公・韻(ヒビキ)はとある「妖(ヨウ)」と出会い、事件が妖たちによって引き起こされてると知る。事件解決のため韻は戦うことを決意する。#フリーゲームhttps://t.co/NUvwouOn1m pic.twitter.com/17clJAu2V3— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) November 17, 2019
「影廊 -Shadow Corridor-」
【#1ツイゲームレビュー】「影廊 -Shadow Corridor-」
純和風FPSホラー。
ランダム生成の3Dダンジョンで勾玉を集めて脱出する。戦う術はなく、徘徊者から逃げる。敵は能面をかぶっていて、音や光でこちらを察知してくる。#ホラーゲーム #フリーゲームhttps://t.co/9OyOQRR1P0 pic.twitter.com/ONaUujMdha— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) November 17, 2019
11月3週
11月3週では、16作品をレビューしました。1週分のまとめ記事はこちらです。
この記事でおすすめ作品としてピックアップしたのは、以下の9作品です。
「彫刻姫の破顔時」
【#1ツイゲームレビュー】「彫刻姫の破顔時」
迷い込んだ世界から逃げる脱出ゲーム。
わずかながらキャラ立ち絵が動くアニメーションつき。
ヒロインが表情に乏しいので「彫刻姫」と呼ばれている。実は脱出ゲー好きで理想の状況に興奮しちゃう女の子。#フリーゲーム #新作https://t.co/rMAHch0mUI pic.twitter.com/BBffOBvOa8— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) November 19, 2019
「亥」
【#1ツイゲームレビュー】「亥」
イノシシを操作する2DプラットフォームACT。突進で移動し敵を攻撃する。
子供向けの印象は強いが、大人がプレイしても楽しい。マリオやロックマンを彷彿とさせる出来。#フリーゲーム #新作https://t.co/jytTUXkEOj pic.twitter.com/irQT51qvPB— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) November 20, 2019
「GIGA-斬-」
【#1ツイゲームレビュー】「GIGA-斬-」
3DのTPS型ACT。
ハクスラのようなスポーツ的爽快感より、敵との間合いなどを詰めて戦う緊迫感を楽しむ印象。
敵を倒すと体力上限UP。
難易度はやや高め。序盤が最難関。#フリーゲーム #新作https://t.co/zSd8ye1eer pic.twitter.com/k5HoZDvJhQ— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) November 20, 2019
「首に難あり」
【#1ツイゲームレビュー】「首に難あり」
首に問題を抱えた人たちが謎の空間から脱出するゲーム。
敵は首吊りの「縄」。
全体的にクォリティが高く、ホラー風味ながらぜんぜん怖くはない。1時間ほどでクリア可能。#フリーゲーム #新作 #脱出ゲームhttps://t.co/LPowgp8Gke pic.twitter.com/RHKC6EPGy6— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) November 21, 2019
「Escape the Ayuwoki」
【#1ツイゲームレビュー】「Escape the Ayuwoki」
Ayuwokiという存在から逃げるホラーゲーム。
ライトを消してかがんで、視界から隠れるのが大事。音にも反応する。
恐怖度は少し高め。#フリーゲーム #洋ゲーhttps://t.co/JF2fy9ISqt pic.twitter.com/uURe7lOxjP— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) November 22, 2019
「Only In Darkness」
【#1ツイゲームレビュー】「Only In Darkness」
闇のなかでだけ動く敵から逃げるホラーゲーム。電灯が明滅するので「逃げるターン」「追いかけるターン」のように分かれている。
パズルを解く間も、少しずつ敵は近づいてくる。#フリーゲーム #洋ゲーhttps://t.co/1h8Pgghpwz pic.twitter.com/4JAxLO1DxK— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) November 22, 2019
「Open World Game: the Open World Game」
【#1ツイゲームレビュー】「Open World Game: the Open World Game」
3Dオープンワールド型RPG……を装ったフェイクゲーム。実際は2Dで簡素化されたマップを歩き回り、クエストを消化していく。
実はこれが意外と楽しい。収集好きならハマるかも。#フリーゲーム #新作 #Steamhttps://t.co/F981xmqErz pic.twitter.com/c7Y5gsfOJD— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) November 24, 2019
「Mr. Hopp’s Playhouse」
【#1ツイゲームレビュー】「Mr. Hopp’s Playhouse」
不気味な人形「ホップ君」から逃げるホラゲ。
クロックタワーなどのスーファミ版ホラゲを彷彿とさせる。#フリーゲーム #Steam #洋ゲーhttps://t.co/LzOdUBsR7k pic.twitter.com/XFleDMyc4g— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) November 24, 2019
「The Magician’s Research」
【#1ツイゲームレビュー】「The Magician’s Research」
キャラを変えられる放置ゲーム。キャラごとに特徴が異なる。
5ステージごとにボスが登場する「Clicker Heroes」型。
手軽に遊べる。#フリーゲーム #Steam #洋ゲー #新作https://t.co/MX2cedf28V pic.twitter.com/tDumxzUSeJ— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) November 24, 2019
11月4週
11月4週では、12作品をレビューしました。1週分のまとめ記事はこちらです。
この記事でおすすめ作品としてピックアップしたのは、以下の10作品です。
「Wurroom」
【#1ツイゲームレビュー】「Wurroom」
10分ほどでクリアできるシュルレアリスム探索ゲー。
×シュール 〇シュルレアリスム
ポイント&クリックに近く、右クリックで強調されるポイントを調べると次のシーンに移っていく。
意味はよくわからない。#フリーゲーム #Steam #洋ゲーhttps://t.co/48yOejkaqy pic.twitter.com/fDWsfirQYB— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) November 25, 2019
Non Stop Crazy World
【#1ツイゲームレビュー】「Non Stop Crazy World」
2Dの棒人間状のキャラが肉弾戦をしてマップを走り回る戦闘ACT。
シンプルながら意外としっかりした作り。
ステージやキャラ特性も分かれているので、割と楽しめる。#フリーゲーム #新作https://t.co/jlLnGyOMar pic.twitter.com/tB3qN7f59g— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) November 26, 2019
「Lx【縦スクロール型ハクスラRPG】」
【#1ツイゲームレビュー】「Lx【縦スクロール型ハクスラRPG」
キャラメイク可能なRPG。
周回プレイ前提のダンジョン探索型。
町を出ると戻れないので、簡単に全滅することも。
後退のネジを外して戦おう。#フリーゲーム #ブラウザゲーム #新作https://t.co/jl8k4ajWf7 pic.twitter.com/CwTg8NxSvX— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) November 26, 2019
「Start Survey?」
【#1ツイゲームレビュー】「Start Survey?」
狭い部屋でPCに映る質問に答えていくホラゲ。
怖さはかなり低め。
5~10分ほどで終わるとても短い作品。#フリーゲーム #新作 #洋ゲーhttps://t.co/6rhYgfJbIl pic.twitter.com/B6PZkoVU4r— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) November 26, 2019
「Chikaro / 地下楼」
【#1ツイゲームレビュー】「Chikaro / 地下楼」
神秘的な雰囲気の2Dアクション。文明崩壊後の世界。
「幽体離脱」で敵ロボットに憑依して操れる。
デモ版なので、最初の地下ダンジョンを抜けるまでプレイ可能。
雰囲気が「おもしろいゲーム」そのもの。#フリーゲーム #新作https://t.co/qmwJVF14TR pic.twitter.com/Of5cCoBBZV— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) November 27, 2019
「Hospital Black River」
【#1ツイゲームレビュー】「Hospital Black River」
FPS視点の3Dホラーゲーム。
ライトの電池を集めてモンスターから逃げる追いかけっこ系。
かなり暗い。
死体など残酷表現はやや強め。
ブラジルの方が作者の様子。#フリーゲーム #洋ゲーhttps://t.co/39KlAIemp9 pic.twitter.com/t32KuhkvPk— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) November 27, 2019
「Hellbound: Survival Mode」
【#1ツイゲームレビュー】「Hellbound: Survival Mode」
WAVE制のFPSシューティング。
リロードが不必要(弾丸は有限)なタイプ。
90年代ゲームをイメージしているとのこと。
流血表現は強め。TPSとも切り替えられます。
難しいです。#フリーゲーム #洋ゲー #Steamhttps://t.co/eAtUGbTWU8 pic.twitter.com/FYsxgHFn4M— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) November 28, 2019
「ENTITY」
【#1ツイゲームレビュー】「ENTITY」
配信者がふざけて「虐殺のあった場所に忍び込む」というホラーゲーム。カメラで撮影しながら進む。
ホラー度は中の下。軽めの脅かしあり。全体的にマイルドなほう。
配信者の人はこんなことしちゃダメだぞ!#フリーゲーム #洋ゲー #新作https://t.co/hKNDhD2vDf pic.twitter.com/O9F69sCxHN— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) November 30, 2019
「AVARICE」
【#1ツイゲームレビュー】「AVARICE」
ループを繰り返す屋敷を進んでいくホラーゲーム。
「P.T.」と「Layers of Fear」を混ぜ合わせたような作風。
恐怖度は高くない。
屋敷の内装が見事なので、実況映えはしそう。#フリーゲーム #洋ゲー #新作https://t.co/miC1wC6j2d pic.twitter.com/yhAnHt4Vfd— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) November 30, 2019
「Dead County」
【#1ツイゲームレビュー】「Dead County」
PS世代バイオハザードにもろ影響を受けた作品。
WASD移動ではなく、左右で方向をくるくる変え、上で前進、下で後退。
ボリュームは小さめだが、バイオオマージュとして充分楽しめる。#フリーゲーム #洋ゲー #新作https://t.co/n4KTbGO5y8 pic.twitter.com/0EGBoxbRAS— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) November 30, 2019
11月のおすすめは?!
これらのゲーム作品はその週でおすすめとしてピックアップされたものですが、そのなかからさらに「その月のおすすめ」としてまとめましょう!
カメラが特徴「Forgotten School / 忘れられた学校」
「Forgotten School / 忘れられた学校」は、日本の学校を再現した雰囲気のよさとカメラを利用したホラー演出のおもしろさを理由として、11月のおすすめ作品にピックアップしました。
カメラを使った「見えないものが見えるようになる」というシステムは特に新しいシステムではありません。しかしフリーゲームでしっかりとホラー演出を交えて完成させた作品というのは、少し珍しいといえるでしょう。
学校の再現性の高さは、作者が日本人ではないという点を考えれば素晴らしく映りますが、そこを重視しなければさほど高い評価点とはなりません。やはりカメラを使用して「どうすればクリアになるの?」と探りながらホラー演出を目にすると、意外と驚いてしまうことでしょう。
本作は作者の別の作品をプロモートするために制作された向きがあるものの、フリーゲームとしてはなかなかおもしろくできあがっていると感じられました。もし本作を楽しめたなら、そちらの作品もチェックしてみてもいいのではないでしょうか。
素晴らしい完成度の「影廊 -Shadow Corridor-」
「影廊 -Shadow Corridor-」は新作ではありませんが、日本の方が制作された3Dの和風ホラーゲームです。同名の作品がSteamで有料販売され、独自のステージなどが追加されています。
戦う方法がなく敵の隙をかいくぐって目的地へ向かい脱出するというゲームで、音や光に反応する敵を爆竹などで誘導しながら道を拓いていきます。苦手な人にはとことん苦手だろうと思われるシステムです。現に私にとっては、かなり厄介なシステムでした。
有名な「Siren」シリーズでは幻視として敵の視界をジャックして逃げるルートを模索することができましたが、本作ではそうした特殊なシステムはなく、逃げて隠れてなんとか敵を誘導するしかありません。
ランダム生成のマップでそれなりに広く時間がかかるため、慣れてしまえば作業と化してしまう可能性も高い作品です。しかし闇のなかで隠れるしかなく、足音や鈴の音が近づいたり離れたりするのを待つなか、視界を確保する光が点滅して消えていくのをただじっと待って見ているしかないのは、恐怖感を強く煽ってきます。
Steamの有料版が販売されてからも無料版が消される傾向がないので、(少なくとも今しばらくは)まだ遊ぶことができます。和風ホラーに興味がある方は、試しに無料版をプレイしてみてもそうそう損はしないでしょう。
ギャップ萌えの「彫刻姫の破顔時」
「彫刻姫の破顔時」はグラフィックが最高級だというわけでもなくジャンルもよくあるクイズ・パズルを交えた脱出ゲームと、ともすれば魅力を見出しにくい作品となっていたかもしれません。本作の魅力は主人公の1人でありヒロインでもある「彫刻姫」の存在が大きいと断言できます。
いわゆるクール系のように無表情でいるため「彫刻姫」と呼ばれる彼女ですが、実は「脱出ゲームマニア」であり、「憧れの脱出ゲームの状況に陥ったことに超興奮してしまう」という面が見られるのです。
ゲーム性であるクイズ・パズルを解いて脱出する要素も、趣向がこらしてあるのでしっかり楽しい作品です。
シンプルACTの「亥」
「亥」はとてもシンプルなACTゲームです。本当にとてもシンプルなので、キレイなグラフィックを求める人にとっては本作の映像は幼稚にすら映るかもしれません。しかしフリーACTとしてはしっかりと楽しめます。
プラットフォーム型のACTとして単に遊べるだけでなく、特徴的な猪突猛進の動きをいかしたマップ構成、もしくはそれを逆手にとった罠などがしっかりしかけられています。シンプルな見た目に惑わされない方であれば、楽しいACTを体験できるでしょう。
文句なしの「首に難あり」
「首に難あり」は首に問題を抱えた主人公たちが謎の空間から逃げるという脱出ゲームです。個人的にグラフィックよし、ゲーム性よし、エンディングよしと3拍子揃っていて11月1番のイチオシのフリーゲームです。
脱出ゲームとしてはクイズ・パズルを解くのではなく敵に触れないよう避けるというシステムですので、それが嫌いでない方、そしてグラフィックに忌避感を抱かない方であれば、広くいろいろな方におすすめしたい作品です。
細かくは記事の冒頭にてピックアップして解説していますので、そちらをご覧ください。
シンプルな洋ホラゲ「Hospital Black River」
「Hospital Black River」は、グロ表現が強く気持ち悪いモンスターから逃げる「いかにも」な海外のフリーホラーゲームです。過激な表現が嫌いな方には厳しい内容になると容易に想像できますが、そうした要素に忌避感がない方には充分楽しい作品になるでしょう。
前半はホラーの雰囲気を楽しむ「暗いマップを移動するホラゲ」という印象なのですが、終盤ではなかなか骨のあるスニーキングミッションが待ち受けています。ゲーマーの心をくすぐるイイ難易度になっているので、挑戦的な内容にむしろ燃える人ほど楽しくプレイできるでしょう。
迷い込んだ感が楽しい「ENTITY」
「ENTITY」は、殺人があった場所に忍び込む配信者を操作する海外のフリーホラーゲームです。最初は廃墟のような建物に侵入するのですが、大方の想像通り主人公は怪しい現象を体験し、不思議な世界に迷い込んでしまいます。
そうしたコンセプトとは別に、実はさほどホラー度は高くありません。海外で「Jumpscares(ジャンプスケア)」と呼ばれるタイプの急な驚かしがないのが大きく影響しているのでしょう。ホラー度が高くないにもかかわらず、雰囲気はしっかりと「やばい感」が漂っています。
ややエンディングがしりすぼみである印象はあるものの、道中の雰囲気はなかなかホラーとして醸成されています。エンディング分岐もないようなので、初回プレイのホラー体験に重点を置いた作品です。
雰囲気が素晴らしい「AVARICE」
「AVARICE」は少しトリッキーな作品です。ゲーム内のマップである屋敷を進んでいくと最初に戻される「ループ」の要素があり、ループを経つつも進むほどにだんだんと屋敷の内観が怪しく変化していく、という海外のフリーホラーゲームです。
私はこの様子を「P.T.」と「Layers of Fear」を合わせたようなものだと説明してきました。そもそも「ループ」という要素がゲームやマンガの文脈を呑み込めている人向けの要素ですので、「あまりゲームはしないけど、フリーゲームっていうタダで遊べるものがあるって聞いたから試しに……」という方にまずおすすめするタイプの作品ではありません。ちょっと玄人向きです。
海外の3Dフリーゲームには、クォリティが高く没入感も強いものがいくつもあるのが特徴的です。本作「AVARICE」はそのゲーム体験が重く濃厚だというわけではありませんが、全体的にレベルが高く「1つステージが上のレストランで食事をして『なるほど……!』と納得する」というような満足感を味わえるでしょう。
次点の作品たち!
次いで、月間のおすすめ作品としては一歩及ばなかったものの、楽しめる人がいそうな作品を「次点」としてピックアップしていきましょう!
ノスタルジックな2人旅「最果てを目指す」
「最果てを目指す」は、ヒロインである少女によって作られたロボットとして2人で旅をするフリーゲームです。ノスタルジックで寂寥感すら漂わせる旅の雰囲気は、とても胸に沁みます。そうした冷たいけど清々しい風のような空気を楽しみたいときには、とてもおすすめです。
月間のおすすめではなく次点に収まったのは、「地味な画面」が要因です。アニメーションや立ち絵などのグラフィック重視というよりテキストベースに近い点があります。これはまず実況向きではないことを示します。
動画化などの観点を無視するとしても、テキストベースのゲームというのは人を選ぶところがあります。現在のゲームは「文字を読んで楽しみたい」というものではなく、「映像を楽しみながらゲーム性を味わいたい」というところに落ち着きやすいからです。そのため雰囲気はあるものの、次点に落ち着いた作品なのです。
変態な「ネットフレンド~彼女に出会った私の末路~」
「ネットフレンド ~彼女に出会った私の末路~」は短いノベルゲームです。絵柄がとてもキャッチーで、魅力が非常にわかりやすいのが特徴です。しかし本当の魅力は絵柄ではなく、変態的なそのストーリーです。
細かい説明はネタバレになるので避けますが、しっかりとしたオチ、どんでん返しを体験できるでしょう。ただし本作が次点となっているのは、そのストーリーが万人受けするものではないと判断できるからです。
そもそもタイトル画面で確認できるような「百合」、つまり女性同士の恋愛といった要素ですら、主流のコンテンツではありません。そうした要素にからめた「オチ」が、よりニッチになってしまうのはしかたありません。
そのため百合要素をふざけて楽しめる方、さらには変態的なオチに対して怒ったりガッカリしたりしない方に向いた作品です。
キャッチーながら怪しい「fill」
「fill」はパッと見るとかわいい女の子が登場するゲームに見えます。しかしその実、重くフシギな雰囲気を抱えた作品です。
そもそも日本のフリーゲームは落ち着かない内容の作品(「ゆめにっき」など)や著作権的に怪しい作品(「のび太のバイオハザード」など)から人気が出たところがあります。その流れからすると、この「fill」のような作風はまったく奇妙なものではありません。
しかしそうした流れとは別に、本作「fill」が万人に受けるかというと、絶対にありえないと断言できるくらいには「フシギ」な作品なのです。たとえフシギで意味がわからなくても許容できる人なら、本作を楽しめるでしょう。しかし昔からのフリーゲームの流れを好まない人にとっては、手を出しにくい作品だというほかありません。
クイズ好きには「ナンバークイズ館からの脱出」
「ナンバークイズ館からの脱出」は、クイズ・パズルを解いて逃げる典型的な脱出ゲームです。フリーゲームとしては小さくないボリュームですので、クイズ・パズルが好きであればほどよく楽しめるでしょう。
問題点は、グロテスク表現です。本作は序盤ではほのぼのとしているものの、中盤以降で急にグロテスク表現が強くなります。グロテスク表現が苦手な方だと、途中でプレイを放棄してしまう可能性も充分ある作風になってしまっています。
そのため「グロテスク表現を許容できて、急な雰囲気の転換も受け入れられるクイズ・パズル好き」の方におすすめです。また演出はややチープなところがあり、いかにも「フリーゲーム」といった印象がついてまわるところもあるので、フリーゲーム初心者の方より慣れている方に向いているともいえます。
彼は見ている「NoPlayersOnline」
「NoPlayersOnline」は、オンラインFPSゲームをモチーフとした海外の3Dフリーホラーゲームです。キャプチャーザフラッグという敵の陣地の旗を自分の陣地に集めるというゲームモードを模しており、旗を集める度に奇怪な現象が発生します。
海外の有名YouTuberの方も実況で使用するなど有名になった作品ですが、ホラー度は低めです。ちょっとした隠し要素もあるなど、ゲーマーにとってはおもしろいギミックが組み込まれていると感じる作品です。
しかし世界的にフリーゲームというものを広く見てみると、本編の演出の「地味」なところがやや目立つようになっています。グラフィックが派手ではなく、ホラー度が高くもなく、演出も特にこってはいません。オンラインFPSゲームに慣れていればキャプチャーザフラッグというモチーフもわかりやすいのですが、そうでない方にとってはわかりづらい作品になってしまっています。
オンラインゲームの文脈に慣れている人向けですので、こちらもフリーゲーム初心者の方にはプレイしづらいところです。また洋ゲーとして全編英語であるため、日本のゲーマーには手を伸ばしにくい作品といえるでしょう。
古典ホラー映画のような「FLESH BIRDS」
「FLESH BIRDS」は疑似的な3D描写のFPSホラーゲームです。古いPCゲーマーにとっては懐かしい作風ですが、若い方やPCゲームに詳しくない方には「変な表現だな」と感じられるかもしれません。
凶暴化し大量発生した鳥に襲われるなか逃げるストーリーで、その作風から感じられるように海外のゲームです。ボリュームは大きくないものの、そこそこ楽しめるフリーゲームとなっています。
次点となっているのは、暗く古臭い見た目とゲームのボリュームです。月間のおすすめとして多くの人が満足できる作品をピックアップすることを考えると、見た目とボリュームに関して「プレイして満足した!」というプラスが少ないと判断しました。
個人的には楽しめた部類の作品ではあるので、古めの表現を受け入れられる方にはおすすめしたいフリーゲームです。
不思議に明るい「Cold sleep boy -妖幽陰陽譜-」
「Cold sleep boy -妖幽陰陽譜-」は一言では表しにくい作品です。事件が多発している街で妖怪のような存在と共闘するRPGなのですが、ストーリー重視なところがあり、RPGとしての戦闘要素はあまり強くありません。
しかしおもしろくないわけではなく、主人公のキャラが奔放ながらときおり敬語になる妙なキャッチーさがあり、もう1人の主人公も家族がいなくなって居候するという身ながら妙に明るい性格を見せてくれます。妖怪をテーマとしながらも、人間ドラマが見られる不思議な作品です。
フリーゲームを楽しめる人であれば、自作のグラフィックやBGM(音楽も自作とのことです)を受け入れられるでしょう。しかし全体的にバランスがいいわけではないので、月間のおすすめとして前面に押し出すのは難しいところです。
手軽な剣闘ACT「GIGA-斬-」
「GIGA-斬-」はビームサーベルのように光る剣で敵と戦うシンプルなACTゲームです。スポーツ系や無双系のようにバッタバッタと倒していくタイプではなく、敵との間合いを考えて連撃も途中で止めるような技術を多少は要する作品です。
シンプルで手軽に遊べるのが大きな魅力です。しかし最序盤がとても難しく、プレイし始めてすぐはストレスを感じやすいのが玉に瑕です。またボリュームも大きくなく、敵を殲滅してしまえばすることがなくなるという「ストーリーがほとんどない」点は、デモ版のような雰囲気を強く感じさせます。
ゲームに慣れている人であれば、「フリーゲームだしこんなものかな」と納得できるかもしれません。全体的に「楽しむ」というより、「雰囲気を感じる」くらいの作品だと判断しました。
無料ではマイケル健在「Escape the Ayuwoki」
「Escape the Ayuwoki」はフリーの海外ホラーゲームですが、現在はSteamで同名の有料版が発売されました。作風はフリー版と大きく変わっているので、無料版から興味をもった人は少し注意したほうがいいでしょう。
フリー版は、モンスターの潜む屋敷を脱出するというシンプルなホラーゲームです。画面に表示されるアイコンを確認して、敵の視界から逃げて光も消して「しっかり隠れる」というのが重要な作品です。
「マイケル・ジャクソン」を彷彿とさせると海外でもネタにされているモンスターの外見が特徴的です。このモンスターの見た目が有料版では大きく変わっているので、気をつけたいところです。
有料版の広告としてのデモ版・フリー版は、いつダウンロードできなくなるかわからないのが難点です。また有料版との情報が錯綜し、ゲームの内容が確認しづらくなるのも難しいところです。
人を選ぶ「Open World Game: the Open World Game」
「Open World Game: the Open World Game」は、オープンワールドのゲームを模した2Dの海外フリーゲームです。3Dのオープンワールド作品を皮肉ったゲームで、最初は3Dで始まるものの途中で2Dに変わるフェイクものです。
個人的には最後まで楽しんだので強くおすすめしたい作品なのですが、どうしても万人受けせずニッチな層にしか届かないことが予想される作品です。
楽しめる要素は「クエストアイコンを集めて踏破する」という点にあるので、収集・コレクションするのが好きな方向けです。「オープンワールド型のゲームが好きだから……」というきっかけでプレイしようという方には、ガッカリしないよう強めに注意喚起をしておきたい作品です。
ファミコン風ホラー「Mr. Hopp’s Playhouse」
「Mr. Hopp’s Playhouse」は、ファミコン風のグラフィックの2Dホラーゲームです。ファミコンの「クロックタワー」などが好きだった方ならとても楽しくプレイできるでしょう。
ホップ君(Mr. Hopp)のウサギの人形がとてもいいホラー風味になっている作品です。キャラクタの名前がタイトルになっていると「シリーズもの?」「有名作品のパロディ?」と考えがちですが、特に気にせずとも楽しめるゲームになっています。
海外製ですので、全編英語なのもちょっとしたマイナス要因です。ゲームプレイに英語が関わる度合いが少し高めなので、「英語がわからなくてもOKだよ!」とはいえないのがつらいところです。
またレビューツイートのスレッドにも掲載したように、キーボードが強制的に日本語表示になり操作が中断される不具合があったため、環境によっては非常にストレスが溜まるというのもマイナス点です。
先が気になる「Chikaro / 地下楼」
「Chikaro / 地下楼」はとてもおもしろくなりそうなゲームでした。雰囲気がよく、アクション性もしっかりしていました。しかしデモ版でしたので月間のおすすめにするわけにはいきません。やはり「フリーゲーム」として、途中までしか遊べないデモと全体を遊ぶできる作品とは分けておかないといけません。
デモ版ということですべてをプレイできるわけではありませんが、とても楽しいゲームになりそうだと思える感触でした。途中までしか遊べなくても構わないという方は、ぜひチェックしてみることをおすすめします!
バイオ好きには「Dead County」
「Dead County」は、PS1版バイオハザードをそのままフリーゲームとしてリメイクしたような海外フリーホラーゲームです。ボリュームは小さめですが、当時のバイオを知っている人だと懐かしみながら楽しめるでしょう。
本作が次点であるのは、PS1バイオを今プレイするのが厳しいのと同じです。左右で旋回、上で前進、下で後退という操作性を再現し、グラフィックもローポリゴンに合わせているのでPS1バイオ感をしっかり味わえるのはおもしろいところです。しかしそれを今プレイして、「懐かしさ」以上の感動を得にくいのが限界ともいえます。
さいごに
「#1ツイゲームレビュー」は、この2019年11月から開始した活動です。まだ認知度は高くなく、ゲーマーの方々に広くフリーゲーム・インディゲームを広めるという目的も、ゲーマーと開発者の方々を繋げるという目的も満足に達成できてはいません。
この活動は現在のところ、私の活動目的にうまく合致しているので年単位で長く続けるつもりでいます。もしご協力いただけるのでしたら、TwitterでのRTなどで情報の拡散をしていただけると非常に助かります!
おもしろいゲームはまだまだある! これからも!