【フリゲ】《2019年12月1週》おすすめの作品は? 1週間で実際にプレイした15作品からピックアップ!【インディ】

1ツイゲームレビュー
12月の1週めに実際にプレイしレビューした15作のゲームのなかから、おすすめの作品をご紹介します。

こんにちは、Caffeineです。
今回は12月1週である12/2~12/8の間に「#1ツイゲームレビュー」としてご紹介した15作品をまとめていきます!

2019年11月4週(前週):
【フリゲ】《2019年11月4週》おすすめの作品は? 1週間で実際にプレイした12作品からピックアップ!【インディ】
2019年11月4週めに実際にプレイしレビューした12作のゲームのなかから、おすすめの作品をご紹介します。 こんにちは、Caffeineです。 今回は2019年11月4週である11/25~12/1の間に「#1ツイゲームレビュー」としてツ...

「1ツイゲームレビュー」って?

#1ツイゲームレビュー」は、その名の通り「1つのツイート」でわかりやすく「ゲームをレビュー」するという活動です。フリーゲームやインディゲームなど、特に新作を中心に紹介しています。

活動の目的は、多くの作品が発表されることで埋もれやすいフリーゲームなどを、より多くの人に紹介することです。そしてそれを素早く伝えるために、個別にブログ記事を書くのではなく、Twitterという早いメディアを利用しています。

もし「おもしろそうなゲームだな」、「この作者のゲームはもっと広まってほしいな」、「この活動は長く続いてほしいな」というように共感していただけましたら、RTなどで手助けしていただけると非常にありがたいです!

実際のツイート

まずは実際に投稿したレビューのツイートを確認していきましょう。

12/2

12/2のレビューツイートは3つでした。

①「終末にさよならを、君に救済を。」

②「Police Force」

③「アルニスタの記憶」

12/3

12/3のレビューツイートは1つでした。

④「The Alchemist’s House」

12/4

12/4のレビューツイートは3つでした。

⑤「6PEOPLE」

⑥「柳田先輩弁当記」

⑦「そんみゅーむ」

12/5

12/5のレビューツイートは3つでした。

⑧「WOODEN HEARTS」

⑨「Tree of Savior」

⑩「グレイブヤードムーン」

12/6

12/6のレビューツイートは4つでした。

⑪「UNDERTANK」

⑫「WORLDS – History Simulator」

⑬「ぬけがらイレギア」

⑭「The Good Time Garden」

12/7

12/7のレビューツイートは1つでした。

⑮「Jotun」

このゲームがおすすめ!

ではこの週にレビューした15作品から、おすすめのゲームをピックアップしていきましょう!

ちゃんと騙してくれるなら騙されてもいいよという人には!

①「終末にさよならを、君に救済を。」は、ややトリッキーな作品です。2DのRPG形式で、敵と戦ったり逃げたりしながら進めていきます。

終末にさよならを、君に救済を。:無料ゲーム配信中! [ふりーむ!]
「終末にさよならを、君に救済を。」:「このゲームは夢と希望に溢れています」

作者がプレイヤーを騙そうという試みがある作品で、本作の魅力を語ろうとするとネタバレになりがちなのです。本作を楽しむためには、できるだけネタバレを避けたほうがいいでしょう。

本作のストーリーは、ゲーム冒頭で出会う巳雲という主人公の少年が弟を助けたいというので、彼の言葉に従って敵と戦い弟を助けに行こう、というものです。タイトルにある「終末」などについては、ゲームの終盤でわかるようになります。

紹介が難しいゲームですがおもしろい作品ではあるので、「#1ツイゲームレビュー」とは別に紹介記事を書いています。より細かく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

「終末にさよならを、君に救済を。」#01【フリゲ】世界を救うために戦い、消そう【おすすめ】
キャッチーで手軽ながらその奥に謎を秘めるフリゲ「終末にさよならを、君に救済を。」のご紹介です。 こんにちは、Caffeineです。 今回ご紹介するのは「終末にさよならを、君に救済を。」です! タイトル 終末にさよ...

気持ち悪い海外ホラゲーを味わいたい人には!

④「The Alchemist’s House」は、海外製のフリーホラーゲームです。3DのFPS形式で、怖さより「気持ち悪さ」を味わうタイプの作品です。

The Alchemist's House by Angry Bunny
An invitation from a stranger... There's something evil in this house... Will you survive?

孤独で前向きに生きることのできていない主人公が、とある不審な男性の家に招かれるところからゲームは始まります。男性は優しく接してくれるものの、主人公はどこか信じられないでいます。

この男性の風貌や顔、そして後々出会うモンスターたちなど、全体的に不気味さ・気持ち悪さが目立つビジュアルとなっています。ホラーゲームは好きでも、こうした背筋がゾッとするタイプの「気持ち悪さ」は苦手という人もいるかもしれません。

ビジュアル面が強烈なため、実況や配信などの動画コンテンツにするにはおもしろいものとなるかもしれません。

神秘的な雰囲気のホラーゲームを遊びたい人には!

⑧「WOODEN HEARTS」は、雰囲気のある海外製のフリーホラーゲームです。FPS視点でランタンの灯りを頼りに移動するため、その青白い光が「神秘的」な印象を演出しています。

Wooden Hearts by mikorashu
What happened to the missing kids? You have to find out.

ホラー度は高くないので、いろいろな方がプレイできるゲームです。海外製ホラーゲームによくある「モンスター」のような存在が特にいないのも特徴的です。ホラーゲームであることに違いはないので、多少の脅かし要素はあるものの、絶叫するような恐ろしい演出はあまりありません。

セカイ系のようなお使いゲーをプレイしてみたい人には!

⑩「グレイブヤードムーン」は、とにかくお金を稼ぐという探索型ゲームです。主人公はとある女性と会うために待ち合わせ場所に行きたいのですが、ホテル代を払えないので大事なアイテムを担保として預けることになります。そのホテル代をとにかく稼ぐために、とにかく街を探索して人助けなどをしてお金を集めるのです。

グレイブヤードムーン:無料ゲーム配信中! [ふりーむ!]
「グレイブヤードムーン」:カラフルシンセウェイヴワンナイトお金稼ぎADV

街にはいろいろな人がいて、困っている人やアイテムをほしがっている人などがいます。そうした人を助けたりアイテムを渡したりすると、お金をくれることがあります。またゴミ漁りをしてそれを鑑定してもらい売ることでも儲けられますし、あまりよくない方法でお金を貰うこともできます。

時間経過の概念がないようで、エンディングまで一晩をずっと過ごすことになるのと、最終目標である会うべき「女性」が最後まで明かされない点、そして手段の善悪にあまり頓着せず、世界全体より自分やその周囲のことを重視する目的意識から、セカイ系のような雰囲気すら感じられます。

ゲーム性はあくまでお使いゲームですので、そんなに大それた作品ではないのですが、プレイ後感は妙にふんわりした雰囲気で悪くありません。フリーゲーム・インディゲームの独特な雰囲気が好きな方であれば、本作も楽しめるかもしれません。

真実と向き合い戦いたい人には!

⑬「ぬけがらイレギア」は、ある金眼のエルフとその従者の物語です。RPGとして戦闘システムが採用されていますが、珍しいことに通常戦をスキップできるようになっています。重要な戦闘はスキップできませんが、このスキップできる仕様のため「疑似RPG」だといえます。

ぬけがらイレギア - RPGアツマール
「ぬけがらイレギア」のアツマール版です。 前進し続けるだけのノンフィールドRPGもどき。 プレイ時間の目安は30分~1時間。 ブラウザからプレイできて、コメントも可能です。 バグ報告・感想はサイト・マシュマロでも受け付けています。 サイト「TeToriapot」( マシュマロ ( ■注意事項 ほんのり刺激的な...

30分~1時間ほどでクリアできるゲームですが、スキップ機能のために忙しい方でも気軽にプレイできるようになっています。レベルアップの概念もなく、通常戦を終えるごとに装備可能なスキル・パッシブスキルを取得できるので、スキップにデメリットは特にありません。

ただスキップできない特殊戦は容易にクリアできるわけではなく、やはり多少の戦闘バランスなどの理解があったほうが戦いやすいでしょう。

また戦闘がスキップ可能であるため、ストーリーの比重が大きくなっています。本作のストーリーは、主人公たちのエルフ・従者の2人の物語であり、特にエルフという種族の存在意義まで問う、やや重めな雰囲気となっています。

そのため手軽に気楽な物語を楽しむのではなく、手軽に重めな物語を楽しみたいという方向けの作品だといえます。

意味不明でキモキモいいゲームを体感したい人には!

⑭「The Good Time Garden」は、気持ち悪い作品です。語弊を恐れなければ、本作の魅力は「気持ち悪さ」です。

The Good Time Garden by Coal Supper
A short adventure in a hand drawn world full of strange friends

非常にほのぼのした作品で、戦闘の荒々しさやホラーゲームのような恐ろしさを感じさせることはありませんが、プレイすると混乱するような奇妙な表現で満ちあふれています。
「キモかわいい」という言葉が流行りましたが、本作でかわいさを感じることはあまりなく、「キモさ×キモさ」のような「キモキモいい」印象を追究した作品とすらいえます。

日本で使われる「シュール」という言葉は、もともとの「シュルレアリスム」から派生しつつもはや独立した意味をもちますが、本作をこうした言葉で表現するなら、「シュール」とも「シュルレアリスム的」とも評することができます。

シュルレアリスム的で意味不明な作品は他にもありますが、本作はもっと「エンタメ」寄りです。「キモかわいい」がどこかキモさを肯定する意味があるように、本作もキモさを楽しめる作品となっています。

キモくて意味がわからないのは変わりませんが、キモさを楽しんでみたいという方にはぜひプレイしていただきたい作品です。

神々の戦いを2DのACTで戦い抜きたい人には!

⑮「Jotun」は、2DのACTゲームで、北欧神話をテーマとした作品です。がたいのイイ女性戦士が主人公で、「ヨトゥン」とタイトルにあるように巨人たちと戦っていきます。

PS2・PS3で販売された「ゴッド・オブ・ウォー(God of War)」シリーズがギリシャ神話を扱っているので、似ている部分があります。印象としては、「インディゲーム開発会社が『God of War』を、もし2Dで『女性主人公』で制作していたら」というようなものに近いでしょう。

2Dアニメーションで、ボスや世界の広さと主人公の小ささを対比するような演出がおもしろい作品です。戦闘はスタイリッシュというより、ロックマンなどのように「敵の攻撃パターンを理解し、その隙をついてダメージを与える」というようなシステムになっています。

通常フリーゲームを紹介することが多い「#1ツイゲームレビュー」ですが、本作は「有料ゲーム」です。今回紹介したのは、本作が「Epic Games」にて期間限定で無料ダウンロード可能であったため、ゲーマーの方々に「どんなゲーム? ダウンロードしたほうがいい?」という判断の手助けになるようにレビューしたものです。


この「Epic Games」の無料ダウンロードできる作品が変わる度に、お報せとして私からもツイートを発信しています。タイミングが合えば、実際にダウンロード・インストールしてプレイし、今回のように「#1ツイゲームレビュー」としてレビューもしていきます。

ご興味がある方は、フォローしていただいたり「#1ツイゲームレビュー」をブックマークしていただくなどすると、情報を得やすくなりますよ!

さいごに

この週は、日本のフリーゲームも海外のフリーゲームも、おもしろくおすすめできる作品がある週でした。個人的には①「終末にさよならを、君に救済を。」の作風と、④「The Alchemist’s House」や⑭「The Good Time Garden」のキモチワルさが目立った印象でした。

これからも「#1ツイゲームレビュー」を続けていくつもりですので、この活動に賛同していただける方、そしてもっとおもしろいフリーゲーム・インディゲームが広まってほしいと思う方だけでなく、単純にいい作品をレビューしてると感じていただけた方など、ツイートをRTするなどで支援していただけると幸いです!

2019年12月2週(翌週):
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